ATMB

最新のデータ管理でトラフィックを円滑に保つ

ATMBの企業ロゴ

Talendツールを導入したことでATMB社の現在と将来のシステム運用に大きな利点がもたらされています。導入していなければ、当社はこの分野の開発競争で生き残れなかったでしょう

Grégory Forel

両側に樹々がある高速道路のカーブの空中写真。一般車とトラックが両方向を行き交う。両側に樹々がある高速道路のカーブの空中写真。一般車とトラックが両方向を行き交う。

高速道路ネットワークを推進する将来型の情報システム

29のデータフロー

導入初年度に開発

単一のプラットフォーム

データの交換とアクセスを簡素化

データの信頼性

ユーザーとパートナー間でデータの信頼性が向上


「Autoroutes et Tunnel du Mont Blanc (ATMB)社はフランスとヨーロッパにおける高速道路ネットワークの一端を担っています。そのため、他の高速道路会社、銀行、関連会社など、複数のパートナーやサービスプロバイダーと大量のデータを日々共有しなければなりません」。そう語るのはATMB社情報システムおよびテクノロジー部門プロジェクトマネージャーのGrégory Forel氏です。

2017年、ATMB社は、2000年代初頭に開発され老朽化が進んでいた自社情報システム(IS)の全面刷新を決定しました。運用チームを待ち受けていた作業は、複雑なフラットファイルの交換、そしてスケジューリング、モニタリング、データ処理用のさまざまなシステムへの対処です。しかし旧式のテクノロジーに対応できるスキルを持った人員がおらず、ツールそのものの保守が難しいという状態でした。

そこで同社は、目前のニーズを解決するだけでなく、時の試練に耐えるシステムを構築する決断をします。「私たちが探していたのは、オープンで知名度があり、評価が高いソリューションでした」(Forel氏)

ISフローを方向付け、その将来性も約束されている点で、Talendのプラットフォームは理想的でした。「Talendのプラットフォームは、さまざまなコンポーネントとインターフェイスのセットを使ってプロジェクト開発を加速化させつつ豊富な機能を利用できるよう設計されています。また、パートナーやプロバイダーを探す際の障害を回避するうえでプラットフォームを広く分散させる必要もありました」(Forel氏)

統合パートナーであるKeyrus社との概念実証に続き、ATMB社は情報システムの変革基盤としてTalendを選択しました。新しい統合プラットフォームとポータルを導入したことで、ATMB社は厳格な業界標準に準拠しながらデータ交換を簡単かつ効率的に管理できるようになっただけでなく、将来におけるニーズの進化にも対応が可能となります。

ATMB社は既にTalendと次の技術的飛躍に取り組んでいます。「今後数か月以内にTalendプラットフォームのクラウドバージョンに移行する計画です。これでクラウドの機能と利点をすべて享受できるようになります」とForel氏は述べています。