Willy Cousin,
BI Project Leader - Exane
国際⾦融仲介会社
1990年に設⽴されたExane社は次の3つの分野に特化した国際⾦融仲介会社です。
従業員数は900名、オフィス所在地はパリ、ロンドン、フランクフルト、ジュネーブ、ミラノ、ニューヨーク、シンガポール、チューリッヒ。約100名のアナリストから成る調査チームは顧客だけでなく、主要なインベスターサーベイ会社から⾼く評価されています。Exane-BNPパリバはエクィティ販売では同分野の調査会社によって第⼀位にランクされています。この専⾨性は世界中の顧客を相⼿にしているセールスチームによって認められています。
⽇々の運⽤の中⼼に位置する情報システム
同社のフィナンシャルサービスにおけるオペレーションマネジメントは、フロントオフィス、ミドルオフィス、バックオフィスの3つの部⾨に分けられ、それぞれ個別の使命を持っています。
フロントオフィスは顧客管理をするだけでなく、各種市場の契約を⾏います。契約が成⽴するとその注⽂書はミドルオフィスチームに送られ、そこでオペレーションがスムーズに⾏われるように処理されます。すなわち、ミドルオフィスは顧客との取引を個別に確認すると共に、フロントオフィスの未処理活動を監視する機能を持ちます。そしてバックオフィスはセトルメントとデリバリーが正しく⾏われるようにフォローします。
多くの競争者がいる市場で勝ち抜いて⾏くために、Exane社は絶え間ない情報システムの改善を⾏い、最前線の技術を保ち、先頭を保持して⾏くことが不可⽋なのです。
2007年に同社はMidwayと呼ばれる新しいマネジメントツールの運⽤を開始しました。SQLサーバー2005のソリューションの上で⾃社開発したこのツールは、ミドルオフィスの証券部⾨でトレードの確認と分析を管理してきたいくつかのレガシーアプリを置き換えました。実装が終わるや、Exaneはレポーティング構造 (Business Objects)を改善させるべくデータウェアハウスの構成をレビューし、分析のためのすべてのデータを統合するデータウェアハウスを開発することを決めました。スター型のデータベース・スキーマはアグリゲートかグラニュラーデータのいずれかの効率的な選択ができ、レポーティング機能を⼤きく改善します。
ITサービス局にとって特別な重要性があったのは、Talend Open Studioに組み込まれた、ウェブサービスのネイティブ・サポートでした。「Talendのプロセスは、ソースとなるOracleでレコードが⽣成もしくは更新される都度、リアルタイムにデータを抽出します」とMuzammil Rajpurkar⽒は詳述しています。「抽出されたデータはXMLフォーマットに変更され、Avantisに適合する形式にXSLTによって変換されます。そして、AvantisのウェブサービスAPIによりAvantisに取り込まれ、更新されます。最終的に、ウェブサービスから返される戻り値により、処理結果が確認されます。これらの処理がすべてTalendにより⾃動的に実⾏されるのです。
Exane社のBIプロジェクトリーダーである Willy Cousin⽒は次のように⾔っています。「我社はデータフローと変換に特化した単⼀のツールを持っていませんでした。そこで市場を探し求めた結果、私たちはTalendの競争相⼿であったところからETL (Extract–Transform–Load) ソリューションの採⽤を決めました。しかしいざ使ってみると、それは私たちが期待したものとははるかにかけ離れた煩雑な作業を要し、しかもそのツールのパフォーマンスは私たちの要求をまるで満たさなかったのです。すなわち、⼈間⼯学に⽋け、複雑 な開発サイクルを要し、バージョニングとチームワークのためのアプリがなく、オラクルデータベースに書き込むときのパフォーマンスは劣悪でした。これらの弱点を補うために、Exaneは追加のモデュール (Bulk) 購⼊し、35⾏/秒から4,500⾏/秒にスケールアップせざるを得ませんでした」
Talend Integration Suite - パワーとパフォーマンス
2008年1⽉、Exaneはマネー・ロンダリング (AML) について新しい⼿順の取り組みを開始しましたが、それはExaneがETLをどのように使うべきかという新しい問いかけを引き起こしました。「私たちはBIフォーラムでTalendのことを知るようになり、いくつかのETLソリューションを⽐較検討しました。その中にはTalend Open StudioとTalend Integration Suiteも含まれていましたが、検討結果、この2つを使ってプロトタイプを開発すること決めたのです」
Willy Cousin⽒は続けます。「その結果は決定的でした。私たちはエンタープライズ・デプロイメントの特徴と利点という理由からTalend Integration Suiteを選びました。その他の理由として、同製品にはオートメーションやコラボレーション機能があるということ、そして更に、我々のビジネスに特化したサポートが得られるという利点がありました。私たちはTalend Integration Suiteを使って、我々のデータウェアハウスを全体的にリデザインすることができたのです。そして、新しいデータフローを統合することができたのです」
Talendのデータ統合ソリューションのパフォーマンスを分析すると他のプロプライエタリー製品に⽐べていくつかの利点を列記することができます。Cousin⽒は次のように明⾔しています。「Talendのソリューションはパワーフルで効率が良く、また、私たちが以前使っていたBulk ETLシステムよりもスピードが速いことが証明されました。開発は容易でした。そしてTalendの価格は市場で最も魅⼒のあるものでした。同時に、TalendのELTモードではデータベースの処理を切り離し、データベースエンジンを最⾼に使いこなすマッシブジョインのような特別の機能を使⽤することができます。その機能は、オラクル上でマージオペレーションを直に⾏うことができますが、その時に特に有⽤なのです。あるタイプの変換に際してデータベースを活⽤し、最適化する機能は、統合ソリューションを購⼊する上で必須条件としてあげるべきです」
対応がよいカスタムメイドの情報システム
このAMLプロジェクト (既に運⽤に⼊っている) に限らず、すべてのBIプロジェクト (コンプライアンス、レポジトリー等)⽤に、Exaneは専⽤のデータマートを開発しました。データはデータウェアハウスから抽出し、処理にはTalend Integration Suiteを使⽤し、レポーティングにはBusiness Objectsのアプリケーションを使⽤しています。
「私たちのディーリングのデータボリュームはそれほど⼤きくはありません (⼀⽇当たり100,000⾏超) が、私たちは毎⽇アナリシスとコントロールのために約1,000のレポートを発⾏しています。そのため、私たちのデータウェアハウスは益々多くのデータフローを抱え、常にあらゆる状況下でも信頼性を保ち、きちんと動くようにしておかなければなりません」と、Cousin⽒はつけ加えています。
システムは前⽇のデータをプロセスし、同時にレポートは翌⽇の午前8時にはユーザに届けなければなりません。そのため、データ統合は午前5時から午前8時までの⾮常に短い時間帯で⾏う必要があります。
「私たちのような世界では分単位の迅速な対応が必要となります。同様に、厳しい競合とビジネスの特質から、カスタマイズしたデータ処理が必要です。Talendのユーザーフレンドリーで、ハイ・パフォーマンスのソリューションは私たちのこのチャレンジを⽀えてくれています」 と、Willy Cousin⽒は結論づけています。
今後、3つのプロジェクトが、Talend Integration Suiteを使って新たに開発、もしくは、完全に書き換えられる予定です。Willy Cousin⽒は次のように続けます。「⼀番⽬のプロジェクトはレポーティングを伴うフロントとバックオフィスからのオペレーションとポジションの連結です。そして2つ⽬は Essbase cubesへのデータ供給に関するもので、キャッシュマネジメントとマネジメントコントロールのためのものです。そこではデータボリュームは⼀貫しており (400,000⾏/⽇)、また、変化するビジネスの要求に対応するためにcubesの再構築が必要となり、Talend Integration Suiteのオートメーション機能を利⽤します。最後に、私たちは⽇々のレベニューを計算するために使うサプライシステムの再構築を考えています」